秋田バプテスト教会 |公式ホームページ

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「福音を指し示す指」   マルコによる福音書13章3~13節  

2013-08-18

 今朝のみことばの発端は、エルサレム神殿を見て言った一人の弟子の何でもない発言でした。 「なんとすばらしい石、なんとすばらしい建物でしょう」 イエスはその弟子に向って「この大きな神殿という建物を、あなたは見ているのか」と話しかけ、なんとエルサレム神殿の崩壊を予告したのでした。 弟子たちは、この予告が気になって仕方がなかった。 最古参の弟子たち4人が、その不安に苛まれて密かに尋ねます。 「おっしゃってください。 そのことはいつ起こるのですか。 その時には、どんなしるしがあるのですか。」  イエスは、目に見えるもの「天地は滅びるが、わたしの言葉が滅びない」と宣言し、「終わりの日」があることを弟子たちに告げます。 予告通り、その約40年後にエルサレム神殿は崩壊します。 イエスは、40年後に起こること、更にその向こうに、この世の「終わりの日」があることをいつも見つめておられたのです。 この弟子たちの問いに、あなたがたは「終わりの日」まで、「信仰の迷いに陥ることのないように、気をつけなさい」、「その日まで信仰から離れることがないように、いつも目を覚ましていなさい」と語り出したのです。 イエスの名によって惑わす者に気をつけなさい。 戦争や騒ぎを通して「終わりの日」はやってくるものではない。 それらはみな、「まだ終わりではない。 産みの苦しみの始まり」であると言うのです。 戦争、地震、飢饉、迫害など、想像以上に苛酷なところに立たされている弟子たちに、「産みの苦しみ」という新しい命の誕生をイエスは見ておられた。 苦しみを通りぬけた後の希望を見ておられた。 「産みの苦しみ」には、新しい命の誕生という希望があります。 その希望が、今の苦しみを乗り越える力と慰めをもたらします。 イエスは、明らかに、「終わりの日」を希望の目をもって見つめておられたということです。 
 イエスは、もうひと言「自分のことに気をつけなさい」と言います。 あなたがたは、引き渡される。 打ちたたかれる。 連れて行かれる。 兄弟が兄弟を憎しみ、親と子が憎しみ合うようになる。 あなたがたも憎まれる。 あなたがたは、そのようなところに立たされる。 しかし、イエスは、あなたがたがどこに引き渡されても、だれの前に立たされても、どんな仕打ちに遭わされようとも、周囲の状況がどのようになったとしても、あなたがたは私を証しする。 私の福音をあなたがたは伝える。 私の霊があなたがたに宿る。 「終わりの日」まで、私の遣わすところにあなたがたは留まると言われたのです。 事実、イエスはこの世を最後まで愛し抜かれて、命をささげられたお方です。 私たちもまた、「終わりの日」の希望を仰ぎながら、今、この時を生き切ることが、最後まで信仰に留まることになる。 その生き様が、福音を指し示すことになるとイエスは言うのです。 神が、私たちの「からだ」を通してご自身を指し示すようにしてくださるのです。



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