秋田バプテスト教会 |公式ホームページ

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「選び取る必要なもの」   ルカによる福音書 10章38~42節  

2013-11-17

 マルタは、イエスの長旅の疲れを少しでも癒し、空腹を満たしていただこうと思ったに違いない。 この家を取り仕切っていたマルタは、もてなしのためにせわしく働きます。 イエスは、このマルタの招きを喜んでこの家にお入りになったのです。 ところが、もうひとりの姉妹マリアの姿を見たとたん、マルタの心の穏やかさが失われていきます。 イエスの足もとにじっと座って、イエスの話に聞き入っていたマリアの姿は、マルタには「何もしない姿」に映ったのです。 ついにマルタは、マリア本人ではなく、イエスに向って心が破れてしまったのです。 しかし、イエスは、「マルタ、マルタ」と二度も繰り返して名前を呼んでその心の破れに応えます。 イエスは、このマルタの招きによってこの家に入られたのです。 マルタのもてなしを喜んで受けたうえで、そのマルタに語りかけておられるのです。
 「あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。 しかし、必要なことはただひとつだけである。」と告げます。 この世が求める「多くのこと」と、「たったひとつの必要なこと」があると言います。 多くのことに囲まれ、思わず口走ったマルタの言葉を聞いて、イエスは憐れまれ、神に受け入れられることは「ただひとつ」、「神の言葉に聴くこと」である。 今、マリアに与えられている「神の言葉に聴くこと」を取り上げてはならないと言われたのです。 このマルタの家には、イエスという福音がマルタの熱心な招きによって訪れたのです。 そのイエスが語られるみことばを、マリアが受け入れているのです。 「マルタよ、決して、心を乱して遮ってはならない。」と、イエスは言われたのです。 これから十字架につこうとしておられるイエスのみことばが語られる恵みの場が、マルタの家に与えられているのに、「神の言葉に聴くこと」を後回しにしてはならない。 世の「多くのこと」をした後に、イエスのみことばに聴くのではない。 最初に時を捧げて、イエスの語るみことばに聴くことが私たちの「信仰の始まり」です。 それが、神の「祝福と恵みの始まり」です。



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