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「社会の中に生きるキリスト者」 ペトロの手紙一2章11~17節

2020-08-09

 ペトロの手紙は使徒ペトロから、「アジア州に離散して仮住まいをしている選ばれた人たち」へ宛てられた手紙です。 異教の国においてキリスト者として改宗して神なき世界の中で生きていくことになった人たちへ、「あなたがたは神によって選ばれた者である。 神の民に属する者である。 何もかも神にお任せしなさい。 身を慎んで目を覚ましていなさい。」と励ましの書簡を送っているのです。 
 ペトロは3つの呼びかけをしています。 ひとつは、「あなたがたは、いわば旅人であり、仮住まいの身なのですから、魂に戦いを挑む肉の欲を避けなさい。」という呼びかけです。 ペトロは、「あなたがたは、暗闇の中から光の中へ取り出され、選び分かたれて新しくされた人たちです。 赦されて、イエス・キリストの歩まれた道を同じように辿り、神から憐れみと恵みが注がれた人たちです。」と、神の救いのもとを目指しこの世に生きている者であることを自覚するよう訴えています。 そして、「あなたの心の内に戦いを挑んでくる肉の欲を避けなさい。」と勧めるのです。 「肉の欲」こそ一番警戒すべき、手ごわい相手であることをペトロは熟知しているからこそ、それから離れなさい、避けなさいと消極的に先ず勧めるのです。 それから二つ目に、「異教徒の間で立派に生活しなさい。」と言います。 「立派な生活、立派な行い」とは何でしょうか。 イエスは山上の教えで、「あなたがたは世の光である。 あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。 人々があなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである。」(マタイ5:16)とはっきりと語られました。 「立派な生活」とは、自分のためではない、神があがめられるようになるために、私たちに求められている姿です。 この平凡な毎日の「肉の欲」との戦いに立ち続けるためには、どうしても神の憐れみと恵みを受け続けなければできません。 神への賛美と喜びと感謝が原動力とならなければ、この地味で長い戦いを続けることはできないのです。 3つ目のペトロの呼びかけは、「主のために、すべての人間の立てた制度に従いなさい。」というものです。 神なき世界で、人間が造り出した制度や権威や決まり事のなかで、「自由な人として生活しなさい。 神の僕として行動しなさい。」と勧めるのです。 イエスは、「神のものは神に、皇帝のものは皇帝に返しなさい。」と言われました。 ペトロもまた、「神を畏れ、皇帝を敬いなさい。 すべての人を敬い、兄弟を愛しなさい。」と言い、この人間が造り出した世界に生きながら、神に属する者として生きなさいと勧めるのです。 無条件ではありません。 「主のために、主のゆえに」、この世に仕えなさい、この社会に仕えなさい。 それは、父なる神があがめられるためと言うのです。 「悪をもって悪に、侮辱をもって侮辱に報いてはなりません。 かえって、祝福を祈りなさい。 祝福を受け継ぐためにあなたがたは召されたのです。」とペトロは訴えているのです。 目に見えるところでは、惨めな姿を取るかもしれませんが、「主のため、主のゆえに」人間のつくったものに仕えるという姿こそ、イエス・キリストが示してくださった神の僕の姿なのではないでしょうか。 神ご自身がすべてを説明し、失ったものや奪われたものをすべて回復してくださるのです。 私たちに与えられているものはすべて、神からお借りしているものばかりです。 いずれは、神にお返しするものです。 旅人です。 寄留者です。 「神の僕」として、私たちはこの世でこそ神に仕えていかなければならないのです。 主なる神があがめられるためです。 「神は、すべての人々が救われて真理を知るようになることを望んでおられるのです。」(テモテ一2:4)



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