秋田バプテスト教会 |公式ホームページ

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「神の愛による成長」 フィリピの信徒への手紙1章3~11節

2013-01-06

 両親とともにガリラヤのナザレに戻った幼子イエスは、「たくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれた」とあります。 12才となったそのイエスを連れて、両親は祭りの慣習に従ってエルサレムの神殿に上っていきます。 その帰りに、両親は少年イエスを見失い慌てます。 さんざん捜し回って見つけた所は、聖書の説き明かしがされているエルサレムの神殿の境内でした。 しかし、イエスは「わたしが自分の父の家にいるのは当たり前だ」と反応します。 私たちは、イエスもまた私たちと同じように、一人の子、少年となって心も体も成長していかれたことを知ります。 イエスは、神を知る知恵において、神の恵みに包まれることにおいて、たくましく成長されたのです。 両親は、少年イエスは自分たちのもとにいるものだとばかり思っていた。 しかしイエスは、「自分の父」と言うぐらいに神との強い繋がりの中にあった。 少年イエスだけが、神を見上げて神のもとにいた。 ですから、イエスがどこにいようが神の目がイエスに注がれ、神の恵みがイエスを包んだのです。 人間としての体をもってたくましく成長する人間の姿を、この少年イエスの姿に見ることができます。 パウロは、フィリピの信徒たちに、その信仰の成長の願いを込めて祈りをささげます。 「わたしは、あなたがたのことを思い起こす度に、わたしの神に感謝し、あなたがた一同のために祈る度に、いつも喜びをもって祈っています。」 その理由は、「あなたたちが今も変わらず福音にあずかり続けているから」、「共に恵みにあずかる者と思っているから」だと祈ります。 この時、パウロはこの福音に与かったが故に、牢獄の中にありました。 そのパウロが、福音にあずかり続けていることは神の恵みである。 ともに福音にあずかっているから、神に感謝し喜んでいると祈っているのです。 更にパウロは、「その福音の善い業を始められた方が、キリスト・イエスの日までに、その業を成し遂げてくださる。」 「キリスト・イエスの愛の心で、知る力と見抜く力とを身につけて、あなたがたの愛がますます豊かになり、本当に重要なことを見分けられるように」成長してくださると祈ります。 この福音を起こしてくださったのは、神です。 ですから、パウロはすでに与えられた恵みとして、そのことを神に感謝し喜んでいるのです。 少年イエスも、神を見上げ、神のみこころを求める祈りの中に、地上の生涯を歩まれました。 神がおられる所にいつもおられました。 ですから、神の恵みに包まれて知恵に満ちてたくましく育ったのです。 パウロはイエスが私たちと同じ痛み、悲しみ、苦しみを背負われたお方であるからこそ、その愛に押し出されてますます「知る力」において、「見抜く力」において、豊かに成長させてくださると祈るのです。 それだけではありません。 幼子、少年の時代を通られたそのイエスご自身が、父なる神のもとで、私たちの信仰の成長のためにとりなし続けて祈ってくださっています。 この一年、このお方に信頼して、従い続けて参りましょう。



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