牧師館より
2014-05-11
# 教会の前の藤棚に、素晴らしい藤色の花が豊かに咲いています。 思わず目を奪われるような見事さです。 私たちの目だけではありませんでした。 この素晴らしさに吸い込まれるように、熊蜂がいっぱい寄ってきました。 昨年まではそんなに気にならなかったのですが、今年は大変多いように思います。 ちょうど幼稚園の子どもたちが登園してくる朝に、もっとも盛んになるわけです。 藤の花に群がるハチの傍らに、一匹のハチの働きがあることに気が付きました。 仲間のハチたちが安心して花の蜜を蓄えるために、同じところに数時間もずっと飛び続けているハチがいることに気がつきました。 飛び続けているだけではない、よそ者のハチが来た時には寄せ付けないようにしているのです。 ハチだけではない、その他の虫が来てもからだを張って、去っていくまで仲間たちを守っているのです。 一難が去れば、量ったようにもとの場所に戻って、また飛び続け、警戒しているのです。 その姿に、疲れてしまわないのかと、なぜかいじらしさを感じてしまうのです。 自分に与えられている隠れた働きのために、一途に飛び続け、ハチの群れに仕えている。 この隠れた働きをしているハチの心を知りたいほどです。 主イエスは、「わたしに従いなさい」と言われました。 過去に、いっぱい失敗した人に向けて、それでも「あなたは、わたしに従いなさい」と言われる主に、一途に従いたいと願います。(牧師 村上悦二)#
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