秋田バプテスト教会 |公式ホームページ

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「別の弁護者、真理の霊」 ヨハネによる福音書14章15~21節

2015-05-24

 弟子たちは、これからイエスがいなくなると告げられたから、また、自分たちがイエスに従っていくことができなくなると言われたから不安を抱いたのです。 「主よ、どこへ行かれるのか、わたしたちには分かりません。 どうして、その道を知ることができるでしょうか。」と尋ねたのです。 そのような彼らに、最後の晩餐の席で、イエスは「あなたがたは、わたしを愛するようになる。 わたしの掟を守るようになる。 それは、わたしが父の家に行ってあなたがたのために場所を用意し、準備ができたなら戻って来て、あなたがたをわたしのもとに迎える」からだ。 そして、「別の弁護者、真理の霊があなたがたに用意され、与えられる」からだと言われたのです。 「別の弁護者」とは、いったい何でしょうか。 この言葉は、「そばにあって呼んでくれる者」という意味です。 これまで、「弁護者、慰め主、助け主」などと訳されてきました。 イエスは最後の食事の席で、「今わたしは、わたしをお遣わしになった方のもとに行こうとしている。 あなたがたの心は悲しみで満たされている。 しかし、わたしが去って行くのは、あなたがたのためになる。 わたしが去って行かなければ、弁護者はあなたがたのところに来ないからである。 わたしが行けば、弁護者をあなたがたのところに送る。その方が来れば、罪について、義について、裁きについて、世の誤りを明らかにする。 この真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。」と言われたのでした。 ご自身の十字架の後には、ご自身に代わってこの「別の弁護者」が弟子たちのそば近くにあって導くと、最後の晩餐の時に言われたのでした。
 この「別の弁護者、真理の霊」は、父なる神のもとから私たちのところに遣わされます。 神に属するもの、聖なる霊です。 いつまでも、私たちと一緒にいてくださいます。 そして、イエスがこの地上で語られたみことば、イエスがこの地上でなされたみわざ、その真理をことごとく悟らせてくださいます。 この世の人々は、この霊を見ようともしない、知ろうともしないので受け入れられない。 しかし、あなたがたは違う。 「あなたがたはこの霊を知っている」と言います。 なぜなら、「この霊があなたがたと共におり、これからも、あなたがたの内にいるからである」と言います。 父のもとから遣わされるこの「霊」によって、見えなくなったわたしを見ることになる。 知ることになる。 私のことについてすべて悟らせてくださる。 生きて働くわたしを見ることになる。 ですから、心配することはない。 「あなたがたは、わたしを愛するようになる」、「わたしの掟を守るようになる」と言われたのです。 この霊が働く時が始まった、この霊が導く時代に入ったと伝える出来事がペンテコステの出来事でした。 主イエスは、「わたしの掟を受け入れ、それを守る人は、わたしを愛する者である。 わたしを愛する人は、わたしの父に愛される。 わたしもその人を愛して、その人にわたし自身を現す。」と言います。 あの弱々しかった弟子たちが突然、変わることができたのは、最後の晩餐で自分たちの足を洗い、この「そばにあって呼んでくれる者」、「霊」を遣わすと語ってくださったイエスの約束があったからです。 かつてはまるで分からなかったイエスご自身のみことばとみわざを思い起こさせてくださったからです。 復活させられて生きて働いておられるイエスを体験することができたからです。 ですから、イエスは、神のもとから「別の弁護者、真理の霊」を遣わすから、「あなたがたは、見えなくなったわたしを見ることになる。 知ることになる。 わたしを愛するようになる。 わたしもその人を愛して、その人にわたし自身を現す。」と言われたのでした。 この小さな姿に、主イエスが現れると言うのです。



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