秋田バプテスト教会 |公式ホームページ

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「主イエスの望む信仰告白」   マルコによる福音書8章27~33節  

2013-09-29

イエスは、ガリラヤの宣教を終え、エルサレムを中心とするユダヤに向けて進み行かれます。 その「旅の途中で」、愛する弟子たちにイエスの方から尋ねます。 「人々が、わたしのことを何者だと言っているか」 人々は、バプテスマのヨハネだ、エリヤだ、預言者の一人だと言います。 弟子たちにとっては、先生と仰ぐイエスのことを、様々な言われた方をしていたのでしょう。 それを見越してか、イエスは「それでは、あなたがたはわたしは何者だと言うのか」と問います。 何とも言えないイエスの言葉の響きです。 弟子たちを招き導いておられる、憐れみに満ちた言葉に聞こえてこないでしょうか。 これから後に、イエスご自身についての重要な秘密が、はっきりと言葉で弟子たちに教え始められたのです。 「あなたがたにとって」と問われた弟子たちを代表して、ペトロが答えます。 「あなたは、メシアです。」 しかし、ペトロが告白したメシアは、信仰のない異邦人を裁いてイスラエルを救い出してくださるお方。 あのダビデ王国のような輝かしい時代を回復してくださるお方でした。 イエスが「私は多くの苦しみを受ける。 この世の権力者に排斥される。 ついには、彼らによって殺されるという死を迎えることになる。 しかし、三日後には、からだをともなってよみがえることになる。 そのような道を歩んで行く」とはっきりとお話になった時、ペトロはどうしても十字架につけられるようなメシアを受け入れることができなかったのです。 全く低くされたイエスを否定し、高く評価される輝くイエスを信じていたのです。 それが「あなたは、メシアです。」という告白でした。 イエスは、あなたがたが真のイエスの姿を知るまでは、「御自分のことをだれにも話さないように」と戒められたのです。 そのペトロが聖霊によって、時が満ちてついには復活の主イエスに出会い、体験し「自分を捨て、自分の十字架を背負って」イエスの道を辿ったのです。 ペトロに代表される弟子たちのこの不完全な信仰告白も、イエスのよみがえりの命に結びついた信仰告白へと変えられていったのです。 つたない私たちの信仰告白もまた、主がとりなしのうちに永遠の命に結びついた信仰告白へと時が適って導いてくださるのです。 よみがえりの命、イエス・キリストのからだに、私たちの群れを結びつけてくださるのです。 イエスは、あなたがた教会にとって、わたしは何者であるかと今朝もまた尋ねてくださっています。



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