牧師館より 2013.10.27
2013-10-27
# 政府の思惑は別として、「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されようとしています。 その中味は、日本人の伝統的な食文化だと言います。 一般に広く根づいた、日本の食文化を強調しています。 説明を伺いますと、先ず、食材の新鮮さ、多様さ、持ち味が挙げられています。 そして、そのバランス、自然の美しさや季節の移ろいなど、暮らしに結びついたものであると言います。 すしやそばといった個別の料理を言っているのではなく、自然の中で生まれた食材や調理法、うま味や調味料、盛り付けなどの要素を言っています。 なるほどと、うなづけるところが多々あります。
私たちもまた、多様さがあって、それぞれに持ち味があって、新しくされている者であります。 与えられている世界を感謝して、喜んで暮らしている者であります。 しかし、私たちの群れの中心には、イエス・キリストがいます。 このひとりのお方に結ばれた群れであります。 私たちの食文化もまた、家族への愛が、親しい者への愛が、与えられた恵みへの感謝が根底にある筈であります。 そのような無形文化遺産であってもらいたいと願います。
(牧師 村上悦二)#
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