先週の聖書研究・祈祷会の恵みから
2013-05-30
聖書 使徒言行録28章1~31節
*パウロの目指す地、ローマへの船旅は、命がけのものとなりました。 そのような難船状態の舟の中でも、
パウロは神のみことばが与えられます。 「パウロ、恐れるな。 あなたはローマに行かなければならな
い。 一緒に航海しているすべての者をあなたに託した。」というみ声に立ちました。 このパウロの信
仰のゆえに、周りのすべての人が救いの恵みに与かるのです。
*漂流した舟が辿りついたマルタ島と、時の世界の中心地ローマでのパウロの宣教の姿が描かれています。 迷信や盲信のなかにあったマルタ島では、福音を語るのではなく一人一人に祈り、手を置いて癒すというしるしをパウロは行いました。 ローマにおいては、囚人でありながらも「全く自由に何の妨げもなく、神の国を宣べ伝える機会が与えられました。 今までのパウロの宣教は、妨害と誤解の連続でありました。 辿りついたローマでは、囚人ではありましたが自由に宣教をすることができたのです。 使徒言行録は、「福音」がエルサレムからローマまで伝えられた道のりが記されています。 使徒たちの働きによって、どのように教会が生まれ、形づくられ、成長させていただいたのか。 イエスの約束である「あなたがたのうえに聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。 地の果てに至るまで、私の証人となる。」というみことばが、聖霊の力によって、そして復活の主の証人たちの証言を通して実現されたのです。
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