牧師館より 2014. 2. 23
2014-02-23
# 2月24日(月)の朝9時ごろ、幼稚園の子どもたちが登園してくるその上の遥か高い空を北へ向かう白鳥のV字編隊を、今年はじめて見ることが出来ました。 互いに声を掛け合いながら、目指すべき所に向って行きました。 これから幼稚園を巣立って行く30名の子どもたちの姿が重なってくるのです。 その子どもたちが、きらきらと輝いて見えるのが不思議です。
白鳥たちは目に見えない何かをからだで察知しながら、判断して、それぞれ覚悟を決めてその小さな命をかけて飛んでいったのでしょう。 だれが取りまとめ、だれが先頭を切って、どんな相談をしたのでしょうか。 ひょっとすると残された者がいるかもしれない。 初めて飛行する者がいるかもしれない。 悲喜こもごもの別れがあるのかもしれない。 新たな希望を携えていくのかもしれない。
それぞれの辿って来た道は異なるけれども、こうして主イエス・キリストを通して新しい命に生かされた私たちが集められ、励まし合って歩む幸いを覚えます。 V字になっていないかもしれませんが、その先頭にイエス・キリストを抱いて歩む一緒の旅であります。 途中どのようなことがあったとしても、主イエスの愛から切り離すことのできるものはありません。 その喜びも苦しみも一緒に背負い、歩んでくださっている旅を、感謝し、賛美します。 (牧師 村上悦二)#
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